研究発表資料ブラッシュアップレポート vol.1 甲南大学フロンティアサイエンス学科

2.研究発表資料のブラッシュアップの経過

1)アドビシステムズからのご提案

ある日、イラストレーターやフォトショップ、アクロバットなど、プロ用のドキュメント制作アプリケーション を扱っているアドビシステムズ社から、三好先生がご提案をいただきました。それは、理工系の学生が研究発表時の説得力を強化するため、わかりやすい発表資料の制作ポイントを私たちにアドバイスいただけるというものでした。

三好先生とお話しし、自分たちの制作スキルを磨き、さらにプレゼンテーションの説得力を増すためには、このご提案を試してみる価値があると判断しました。(無料サービスでもありましたので。)そして、実際に私たちが9月の学会で使用した発表資料を、アドビシステムズ社様からご紹介いただいたサービスビューロー大手の東京リスマチックへ三好先生からお送り致しました。

なお、今後、アドビシステムズ社と東京リスマチックは『POWER OF SCIENCE PRESENTATION』というWEB サイトを立ち上げ、理工系学生のプレゼンテーションスキルをUP していくプランをお持ちだそうです。

2)研究発表資料の説明 STEP1

まず、POWER OF SCIENCE PRESENTATION(以下、PSP)スタッフから、送った資料についてのご質問をいただきました。質問内容は、使用目的や使用方法、使用状況、そして、私たちが資料について改善したい点などでした。ここまでは、三好先生にご回答いただきました。

3)研究発表資料の説明 STEP2

ここから、藤本がPSP スタッフのご質問にお答え致しました。まず、PSP スタッフ英文から和文に翻訳した課題資料の表題、課題、結論を私が確認し、修正点 をフィードバックしました。資料が英文だったので、正確に内容を理解するために、必要だったようです。
そして、デザインについての要望をお伝えし、結論部分のイラストの意図を説明致しました。

4)改善するところ

研究発表資料については、「概要(Abstract) と問題と結論をもっと目立つように表現して頂きたい。結論を説明している場所について、G-鎖とC-鎖を説明している場所をもっと明白になるようにしてほしい。」とリクエストいたしました。なぜなら、ご来場者の方がポスターを選ぶ基準は、概要(Abstract)などの見た目のインパクトだからです。

今回、特に結論(Conclusion)の部分について、ブラッシュアップしていただきました。
結論は、もちろん、発表の主要部であり、重要なパートです。簡単に理解できるような図にしたかったのですが、なかなか自力では難しかったからです。どうすれば、簡単に理解できる図になるか、見当がつきかねていました。

ちなみに、メールでは、次のようにPSP スタッフへ説明しました。
「青色の部分が配列設計に優れた標準型塩基対によって形成されるDNA 二重鎖構造を示しています。赤色の部分が機能を持っている、非標準型塩基対によって形成されるDNA 構造(G-quadruplex やi-motif)を示しています。
真ん中の部分は、二重鎖と、四重鎖を組み合わせることにより、新しい機能をもったDNA のナノ構造体を構築できたことを示しています。詳しくは次の二点です。

1、二重鎖とG-quadruplex 両方を形成する配列を設計することによって、カチオンに依存したDNA ナノ構造体を構築したことです。
2、二重鎖とi-motif 両方を形成する配列を設計することによって、pH に依存したDNA ナノ構造体を構築したことです。」


ブラッシュアップ編
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